夏物語で受賞した小説家の川上未映子の意外な経歴と書籍

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第73回毎日出版文化賞の受賞者が発表され、川上未映子さんの長編小説「夏物語」が、文学・芸術部門を受賞しました

11月28日に贈与式が都内で行われ、川上未映子さんは「作家の渾身(こんしん)作に与えられる賞にふさわしいと思っていただき、うれしく思う」と喜びを語っていました。

12月6日に、NHK「あさイチ」(毎週月~金曜日 AM8:00~9:45)プレミアムトークに川上未映子さんをお迎えして、話を伺いました。

川上未映子さんのプロフィール

生年月日 :1976年8月29日」(43歳)

職業   :小説家、元歌手

デビュー作:「わたくし率イン歯ー、または世界」(2007年)

受賞
「乳と卵」で第138回芥川龍之介賞受賞(2008年1月16日)
「愛の夢とか」で第49回谷崎潤一郎賞(2013年)
「あこがれ」で第1回渡辺淳一郎文学賞(2016年)

経歴

川上未映子さんは川上三枝子」の名で、ビクターエンタテインメントより歌手デビュー

アルバム「うちにかえろう~Free Flowers~」を発表し「未映子」と改名して音楽活動を行いましたが、歌手として認められることはありませんでした。

2005年にビクターエンタテインメントより、佐藤研二、坂本弘道、三木黄太からなるチェロユニット「COTUCOTU」を迎えて、「頭の中と世界の結婚」をビクターエンタ発表。

2016年11月にヒヨコ舎より、エッセイ「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」を出版。

自身のブログ「純粋悲壮批判」をまとめたものでした。

それを英文学者・翻訳家である若島正が、高く評価しました。

2007年7月、処女作であ「わたくし率イン歯ー、または世界」が講談社より刊行され、小説家の道を歩むことになるのです。

配偶者は、山形県出身の小説家、映画評論家である、阿部和重(あべ かずしげ 1968年9月23日 51歳)と2011年10月に婚姻届を提出しています。

阿部和重さんは、2004年に「シンセミア」で伊藤整文学賞毎日出版文化賞を受賞、2005年に「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した小説家です。

2011年1月から交際していて、共に再婚同士です。

受賞作「夏物語」の概要

受賞作「夏物語」は、2019年7月11日に文集春秋」から初出版されました。

前編は、文集春秋が発行する月刊誌、「文学界」の2019年3月号に、後編は同4月号に掲載。

物語のテーマは「人が人を生むことは善なのか、悪なのか」

川上未映子さんが、自身の妊娠、出産について深く考えて「生む」事を決意しました。

子育てをする中で、「母親になって初めて私は自分の母の子供になれた」と語っていました。

川上未映子さんの作品は、特に女性の共感を得ています。

プレミアムトークでの話

24歳の時に、シンガーとしてデビューが決まって大阪から上京した川上未映子さん。

歌手として活動するも認められず、その後、紙と文学だけで勝負してみようと30歳の時、初めて小説を書きます。

そして、2作目のと卵」芥川賞を受賞。

長編小説「夏物語」で、第73回毎日出版文化賞、文学・芸術部門を受賞しました。

川上未映子さんが小説を書くときに、最もこだわるのが「フォント」らしいです。

小説やエッセイで使い分ける「川上スタイル」や、ユニークな登場人物の名前の付け方、考えて分からない描写は自ら体験して文章にするなど、プレミアムトークで語っていました。

主な著書

・「夏物語」 文藝春秋
・「乳と卵」 文藝春秋
・「ヘヴン」 講談社
・「群像」  講談社
・「わたくし率イン歯ー、または世界」 講談社
・「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」青土社

まとめ

歌手から小説家となった意外かつ異例の経歴を持つ川上未映子さんですが、元々才能があったのでしょう。

美人小説家とも言われ、家庭にも恵まれています。

「夏物語」で第73回毎日出版文化賞、文学・芸術部門を受賞した、川上未映子さんの今後の活躍が期待されます。