PV・セッション・ページ訪問者数の違いを分かりやすく解説(図解)

Googleアナリティクスは便利なツールですが、初心者の方は使い方が分かりにくいことが多いです。

サイトを運営されている方は、基本となるアクセス数はしっかりとおさえておきましょう。ここでは、Googleアナリティクスの基本となるPV数・セッション数・ページ訪問者数の違いを解説しています。

3分で理解できるように、図で分かりやすく説明しています。Googleアナリティクスは、定期的に確認するようにしましょう。アクセス数ぼ日々の変化をチェックして、サイトの改善に役立てましょう。

 

 

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。

サイトにどれくらいの数アクセスしたか、どれくらいの時間滞在したかなどを確認することができ、サイトの改善に役立ちます。

アナリティクスにはさまざまな機能がありますが、まず基本をおさえましょう。

アクセス数はアナリティクスの左のメニューから「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」で、確認することができます。

では、基本となるPV数・セッション数・ページ訪問者数の違いを、図を用いて説明していきましょう。

PV数(ページビュー数)とは

PV数はページビュー数ともいいます。

サイトを開いた回数のことを指します。

ウェブサイトが複数ページで構成されている場合、それぞれのページを開くごとにカウントされます。

例えば、トップページ・会社概要ページ・グループ企業ページで成り立っている場合、トップページ→会社概要ページを閲覧して、そこでサイトを閉じたらPV数は2です。

また、別のページを見て、また同一のページに戻って閲覧した場合は、同じページの分もカウントされます。

トップページ→グループ企業ページ→トップページのPV数は3です。

同一のページを「再読み込み」「最新の情報に更新」した場合も、カウントされます。

例えば、開いているページを2回更新したら、最初に開いたのが1とカウントされ、更新した2回分を足してPV数は3となります。

 

【例1】

例1の場合のPV数は2です。

 

【例2】

例2の場合のPV数は4です。

 

【例3】

例3の場合のPV数は4です。

 

セッション数とは

セッション数とは、ユーザーがサイトを訪れた回数の事です。

ただし、ユーザーがあるページ閲覧して操作しなかった場合は「30分ルール」があります。

ページを閲覧して30分以上操作しなかった場合は、セッションが途切れたとされます。

30分以内の場合は同じセッションとみなされます。

日付が変わった場合も、セッションが途切れたとされてカウントされます。

5月12日の11時55分にサイトを閲覧し、操作しなかったとします。

5月13日の0時5分に操作をしたら、セッションが途切れてたとされます。

 

【例1】

例1の場合のセッション数は1です。

 

【例2】

例2の場合のセッション数は1です。

 

【例3】

例3の場合のセッション数は2です。

 

同じサイトのページを複数タブで開いている場合は、1セッションとしてカウントされます。

タブの切り替えて、ページA→ページBと閲覧しても1セッションです。

同一ブラウザで開いている場合も、同じセッションとして扱います。

「Google Chrome」と「Internet Explorer」など、違うプラウザで開いている場合は、別セッションとしてカウントされます。

スマホとPCで同じサイトを見ている場合でもカウントされ、セッション数は2です。

 

ページ訪問者数とは

セッション数とページ別訪問数は、間違えやすいです。

ページ別訪問数とは、ある特定のページが1回以上見られたセッション数のことをいいます。

ユーザーがページAを閲覧し、ページを移動してページAに戻ってきてもページAのページ別訪問数は1とカウントされます。

ページ訪問数は該当ページに限定した訪問回数に対して、セッション数はWebサイト全体の訪問回数となります

 

【例】:同じ日にユーザー1とユーザー2が同じサイトを閲覧した場合

 

 

この日の、ページBのページ別訪問数は2です。

 

「ユーザー1」が1、「ユーザー2」が1で、ページ別訪問数は合計2となります。

「ユーザー1」」は3回ページBを閲覧していますが、1とカウントされます。

また、この日のPV数は「ユーザー1」が5、「ユーザー2」が3で、合計8です。

ちなみに、操作していない時間が30分を超えていなかったら、セッション数は2です。

 

まとめ

Googleアナリティクスを活用している人は多いですが、各指標の意味がよく分からないという人もいます。特に、セッション数とページ別訪問数は誤解しやすいです。

どのページにどれくらいの人が見ているか、正しい分析ができません。Googleアナリティクスは期間や特定の日付でも、アクセス数が分析できます。

また、ユーザーがどのくらいの時間、そのページを見ていたかも分かるので、滞在時間が短いと改善する必要があります。

PVが突然上がったり、下がった場合は要注意です。

原因を探る必要があります。

サイト運営者は、常にPVなどの変化をチェックすることが大事です。

記事を書いたけれど、表示速度が遅いことはありませんか。アナリティクスで表示速度を調べる方法はこちらのサイトで詳しく説明しています。

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