夏のカビ対策と予防!カビが生えやすい湿度と温度は?

だんだんと暖かくなって湿気が多くなると、気になってくるのがカビです。お風呂に黒いカビが一面に生える、なんてこともありますね。

特に夏は湿気の多い季節。

夏のカビ対策と予防方法をここでは、紹介しています。

また、カビが生えやすい湿度は何パーセントなのか。

温度は何度なのか、カビ対策には必要な情報もまとめてあります。

初夏、梅雨の季節に入ると要注意です。放置しておくと一気に繁殖してしまいます。カビが生えない環境つくりをすることも大事です。

 

 

カビが生えやすい環境

カビはどこでも生えるわけではありません。

生えやすい環境があるので、原因を抑えてカビ対策をしましょう。

カビとは

カビとは、真菌類に属しています。

同じ仲間には、酵母やキノコがあります。

1mm以下の肉眼では見ることのできない、微生物の集落(コロニー)の俗称でもあります。

カビの生えやすい場所

カビには生えやすい場所があります。

・浴室
・トイレ
・洗面所
・キッチン
・押入れ、クローゼット
・冷蔵庫やタンス、食器棚の裏側
・敷布団などの寝具の裏側
・窓周り

お風呂やキッチン、洗面所などの水回りや結露の発生しやすい場所は、湿気がたまることでカビが生えます。

押入れに収納してある衣類、布団も空気の滞留する所でカビが生えやすいです。

湿気を含みやすい畳や絨毯、敷布団やマットレスの裏側など、冷蔵庫など家具の裏側もえやすい場所です。

その他エアコンのフィルター、換気扇周辺なども注意が必要です。

 

カビが生えやすい湿度と温度

カビは、室内の温度が20~30度の状態を好みます。

カビが発育するためには、80%以上の湿度が必要です。

60%以上から活発に活動し、80%以上になる一気に繁殖します。

カビが生える条件は3つあります。

・湿度(60%以上から活発に活動、80%以上で繁殖)
・温度(20~30度)
・栄養分(ホコリ、汚れ、食べ物、食べカス)

温度は春から夏にかけてゆるやかに上昇し、秋から冬にかけてゆるやかに下がります。

日本の湿度は年間を通じて高く、特に6月後半から7月にかけて温度25度以上、湿度70パーセントを超える日々が多く、カビが発生えやすい状態になっています。

カビ予防・対策

カビは衛生的にも良くありませんが、カビが引き起こす病気もあるので日頃からカビ対策を徹底しましょう。

定期的に掃除をする

人間の食べ物、ホコリ、カビの栄養分となります。

食器棚や冷蔵庫、タンスなどの裏にはホコリが溜まりやすいです。

重い家具類などは、普段動かすこことがないので放置しがちです。

でも、毎日家の中を掃除することは、とても無理ですね。

掃除する物や部屋などを決めていて、掃除するといいでしょう。

月曜日は子供部屋、火曜日はリビング。

月初、1日は、食器棚や冷蔵庫の裏側、月末最後の日は窓などと、スケジュールを立てて掃除をすると良いでしょう。

水周りは水気をよく拭き取る

お風呂やキッチン、洗面所などの水周りは特にカビが生えやすいです。

6月の梅雨の季節になると、カビが一気に繁殖します。

水気を拭き取って綺麗に掃除し、窓を開けて風通しを良くしたり、換気扇を回したりしましょう。

 

空気の滞留する所は風通しを良くする

押し入れやタンスなどは空気が滞留する場所で、カビが生えやすくなります。

特に、押し入れは物を重ねて入れすることが多いです。

物を詰め過ぎず、少し隙間を空けて空間を作ることも大事です。

衣類は汚れたまま放置しないで定期的にクリーニングし、除湿剤を入れて収納したり、天気の良い日は陰干ししましょう。

換気をする

湿気の多い季節は、換気扇を回してこまめに換気をしましょう。

窓を開けたり、空気の入れ替えをしたり。

雨期は特に、換気に努めましょう。

除湿機を使用

日本は湿気が高いです。

年中通して湿度が高く、特に夏場は、湿度が75%を超えて蒸し暑い不快な日が続きます。

除湿器を活用して、湿気を摂りましょう。

夏場は、冷房をつけて30度以下に保ちます。

環境省が推奨する冷房の温度は28℃です。

室内に温度計を設定して、管理することが大事です。

 

まとめ

カビは湿度が80パーセントで、一気に発育、繁殖します。梅雨の季節から夏にかけては要注意です。

気が付くとあちこちにカビが生えていた、なんてこともあります。

日頃から家の中はこまめに掃除し、水周りは水気をよく拭き取って換気を良くすることです。

夏は除湿器や冷房試用して、カビの生えやすい環境を作らないようにしましょう。