結婚が決まると両家で結納を行いますが、結納とは一体なんなのでしょう。結納という言葉を聞いたことはありますが、どのうようなものなのかよくわかりませんね。
結納とは、結納金とはどういう儀式なのか。また、結納金はどのように決めるのか。結納金の金額の決め方、相場、地域別の平均金額などをまとめています。
最近は結納を行わないカップルも増えていますが、結納金なしで結納を行うことも多くなっています。結納を行う際に知っておくべき内容を、分かりやすく説明しています。
結納とは何
結納とは、結納金とは、結納返しとはなんなのか。結納に関する豆知識です。
結納とは
結納とは、新郎新婦の両家が婚姻関係を結ぶために行われる、日本古来の伝統的な儀式の事です。
一般的に両家の間で結納品や結納金などを取り交わします。
地域によって結納の進め方に違いがあり、 大きく関東式と関西式とに分けられます。
関東式:北海道、東北地方、関東地方、新潟県、静岡県、沖縄県
関西式:関西地方、東海地方(静岡県以外)、北陸地方(新潟県以外)、中部地方、中国四国地方、九州地方
九州地方では、独特「九州式」という結納スタイルがあります。
「関東式」「関西式」に分ける場合は「関西式」に含まれます。
結納はいつまでに行う
結納は、結婚式の3~6ヶ月前までに行うのが良いとされています。
一般的に、縁起の良い「大安」もしくは「友引」の午前中に行います。
結納金とは
結納金とは、結納の時に男性側から女性側に贈られる「結納品」のひとつです。
結納品とは、結納の儀式の際、婚約のしるしとして、両家で取り交わす品物のことです。
結納金には、女性の婚約支度金という意味合いがあります。
最近は、両家で話し合って結納金なしで結納を行うことも増えています。
結納返しとは
結納返しとは、結納の際に男性側から贈られた結納品に対して女性側がお返しをすることで、現金や記念品を贈ります。
結納返しの金額相場は、関東では結納金の半額程度、関西ではお返しは1割程度とといわれています。
結納はやらなくてはいけないの?
結婚が決まったら、結納はやらなくてはいけないのでしょうか。
昔はしきたりとして行うことが一般的でしたが、最近はカップルの約7割が結納を行わず、両家が顔合わに食事会だけを行うそうです。
結納金の決め方
結納金の金額は、男性側で決めて持参します。
結納金の金額の決め方には決まりはありませんが、金額をきめるなら100万円、200万円といったきりの良い金額。
または、日本古来の風習で慶事には奇数がよいとされているので、50万、70万といった金額にするのが一般的です。
結納金の相場
結納金の全国平均を調べてみました。
結納金の平均金額は、地域別によって違いがあります。
新郎新婦で出身が違う場合は、調べてから決めた方が良いでしょう。
結納金の全国平均金額
結納金の全国平均金額は、約92万円です。
最も多い金額の相場は100~150万円で、全体の約66%
次に多いのが50~100万円未満で、約25%です。
地域別の結納金の平均金額
地域別のおおよその平均金額は次のようになります。
北海道 :67万円
東北 :91万円
関東 :82万円
首都圏 :93万円
甲信 :83万円
北陸 :91万円
東海 :94万円
関西 :98万円
中国 :97万円
四国 :94万円
九州 :88万
結納金の相場は
結納金の相場は、一般的に100万円です。
新郎の給料の3ヶ月分とも言われています。
結納金は切の良いの良い数字か、縁起のよい奇数にするのが良いとされています。
80万円も末広がりで、縁起が良いのでOKです。
結納式の平均金額は
結納式には、会場費や食事代などがかかります。
結納式にかかる費用は、20万円未満が8割で、平均金額が約15万円程度です。
場所などによっても違いますが、食事代は1人あたり1~2万円程度が目安です。
まとめ
結納は日本古来の風習です。
最近は行わないカップルも増えていますが、結納にこだわるご家庭もあります。
結納金を決める場合は、注意しましゅう。相場内で決めた方が良いです。
また、縁起の悪い数字の金額は避けましょう。