中秋の名月は、1年の中で最も美しい月とされています。この日はススキを飾ったり、お団子や果物をお供えして月見をする風習があります。
中秋の名月は、十五夜という呼び方で親しまれていますね。ここでは、十五夜の由来や歴史、意味、別名などをまとめています。
また、2023年中秋の名月はいつなのか、2021年から2025年までを一覧表にしています。
2023年の中秋の名月はいつ
2023年の中秋の名月は、いつかというと
2021年から2025年までの中秋の名月は
一年で最も美しいとされる中秋の名月ですが、毎年同じ日ではありません。
2021年から2025年までの中秋の名月
2021年の十五夜:9月21日(火)
2022年の十五夜:9月10日(土)
2023年の十五夜:9月29日(金)
2024年の十五夜:9月17日(火)
2025年の十五夜:10月6日(月)
中秋の名月とは(由来・歴史)
中秋の名月とは、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の夜に見える月のことを指します。
中秋の名月の事を「十五夜」とも呼びます。
平安時代に中国から伝わったと言われていて、庶民にも広く十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代に入ってからだと言われています。
十五夜は収穫に感謝するお祭りなので、収穫物をお月様にお供えします。
十五夜には果物、団子をお供えしたり、ススキを飾ったりします。
里芋などの芋類の収穫を祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えします。
お月見団子は、十五夜だから15個が良いとされています。
中秋の名月の意味
中秋の名月は、秋の真ん中に出る満月の意味です。
旧暦の四季の区切りは、現在、日本で使用されている太陽暦(グレゴリオ暦)とは違っていました。
春:1月~3月
夏:4月~6月
秋:7月~9月
冬:10月~12月
旧暦の7月~9月は秋です。
8月は秋のちょうど真中!
太陰太陽暦では、月の満ち欠け周期の約半分にあたる15日が満月であると考えられていて、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。
現在の新暦は、旧暦と1ヵ月程度のずれがあるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を中秋の名月、十五夜と呼んでいます。
2023年の満月については、こちらのサイトで詳しく紹介しています。
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中秋の名月の別名
中秋の名月は、別名「芋名月」とも呼ばれます。
十五夜の月に、季節のものとして新芋(サトイモ)を供えたところから、そう言われるらしいです。
中秋の名月から約1ヶ月後の、旧暦9月13日の夜の月「十三夜」は「栗名月」と呼ばれます。
その時期が、栗がとれるシーズンであることからだそうです。
また、「豆名月」「裏名月」「後の月」(のちのつき、あるいは、あとのつき)などという言い方もあります。
十三夜については、下のサイトで詳しく紹介しています
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まとめ
中秋の名月は、実際の満月とずれることもありますが、2023年の満月は9月29日(金)です。
中秋の名月と同じ日です。
中秋の名月には月見団子をお供えして、お月見しましょう。