惑星直列とは?2020年7月に何が起こったのか、並ぶ順番など詳しく解説

惑星直列が2020年に起こりました。めったに起こらない珍しい現象です。

惑星直列とは何で、どんな現象でしょう? また、2020年に起こった惑星直列について、全ての惑星が地平線上に並んだのはいつ、天体ショーが見れた時間帯、並ぶ順番、その日に何が起こったのかなども説明しています。

さらに、2020年の次はいつ起こるのかまとめています。

 

 

惑星直列とは

惑星直列とは、太陽系の惑星(太陽を中心に回っているの惑星)がほぼ一列に並ぶ現象の事です。

太陽系の惑星の公転周期は同じではなくさまざまなので、全惑星が正確に一列に並ぶことは、めったに起きない現象なのです。

完全に3個以上の惑星が一直線に並ぶことは、10万年後まで観測できない程、天文学的な確率です。

これほど珍しい惑星直列が、2020年に起こりました!

また、2020年は水星の逆行が3回起こりました。

‪2月15日~3月9日‬

‪6月18日~7月12日‬

‪10月13日~11月3日‬

 

惑星直列が起こるのはいつ?

惑星直列が起こったのは、奇しくも7月4日のアメリカの独立記念日です。

惑星直列は2020年7月4日

500年に1度の、史上最大級の惑星直列が起こりました。

地球を含む惑星が、1列に並びました。

次の惑星直列は2161年5月1日~6月3日

Wikipediaによると、2161年に34日間、水星から海王星までの8個の惑星が並ぶそうです。

惑星の並ぶ順番

2020年7月4日に、7惑星が直列しました。

惑星の並ぶ順番はというと

水星ー金星ー地球ー火星ー木星ー土星ー冥王星

そして、7月下旬に全ての惑星が勢ぞろいしました。

全ての惑星が勢ぞろいするのはいつ

全ての惑星が地平線上に並ぶのは、7月21日でした。

観測できたのはいつかというと

2020年7月21日あたりの明け方の空

見れるのは、西南西の地平線近くにある木星からでした。

土星、海王星、火星、天王星、金星が並び、水星は東北東の地平線近くにあります。

夜間に全ての惑星が地平線上に並ぶのは、とても珍しいことなのです。

木星と土星は、まだ空が暗い時刻に見ると観測しやすいです。

23日~28日にかけて見やすいのが水星です。

海王星は約8等という暗さなので、肉眼では見ることができませんが、小さな望遠鏡なら見ることができます。

 

2020年7月4日は何が起こった!惑星直列が地球に及ぼす影響

惑星が一直線に並ぶと、惑星の引力や惑星の総合された重力が太陽に異変を起こして、地球にもその影響が及び、地震や噴火などの災害が起こるという話もあります。

しかし、惑星直列と地震や噴火や異常気象との関係には、科学的な根拠がないとの批判もあります。

7惑星の直列はめったにあり得ないため、巨大地震、異常気象、磁気変動が起こるとも言われていますが、地球科学からは、問題が起きる理由にはなり得ないとされています。

2020年7月に何か起こらないかと心配されていましたが、災害などはなく平穏でした。

美しく珍しい天体ショーが観られました。

まとめ

2020年7月4日に500年に1度の惑星直列が起こりました。

7月21日あたりの明け方の空にのは、全ての惑星が勢ぞろいしました。

めったに見れない、史上最大級の惑星直列です。一生に一度しか見れない天体ショーは、心に残るでしょう。