お盆の時など仏壇や盆提灯にろうそくを灯します。この灯は、いつ消したらよいのでしょうか?ご先祖様をお迎えするのだから、ずっとつけたままにしておかないといけないのか、また、仏壇のろうそくはどのように消したらよいのでしょう。
お盆提灯や仏壇のろうそくの火消すタイミングや、ろうそくの火の消し方をまとめてみました。また、盆提灯の意味、ろうそくの色なども説明してあります。
ろうそくの火の消し方はお盆だけでなく、お彼岸やお墓参り、法事などにも共通します。お線香を付けときにも使用します。
お盆提灯のろうそくの火について
盆提灯を何気なく、お盆に飾っていませんか。
盆提灯には意味があり、ろうそくの消すタイミングもあります。
お盆提灯の意味
盆提灯は、先祖様や故人の霊が家に戻る時、迷子にならないための目印です。
初盆の時には、白提灯を飾ります。
通常のお盆では、お盆期間前日の12日から13日の夕方までに提灯を飾ります。
13日の夕方に、お盆の迎え火(先祖様の霊をお迎えする行事)を行うことが多いので、その前までに盆提灯を準備することが一般的です。
盆提灯に灯りを灯す期間は、8月13日の夕方〜16日の送り火を焚くまでの間です。
新盆の場合は、通常のお盆よりも早くから提灯を飾ることが多いようです。
迎え火の1週間前には、飾るようにしましょう。
お盆の期間はいつからいつまでなのか、こちらのサイトで詳しく説明しています。
お盆提灯のろうそくの火を消すタイミング
一般的に盆提灯の灯りは、本物の火を灯します。
夜中もずっと灯し続けると、火事になってしまう危険性もあります。
基本的には夜寝る前に消してよいです。
最近では、電球式の盆提灯が火事の心配がなく安全なので、主流になってきています。
仏壇のろうそくの火について
仏壇のろうそくの色は、白だけだと思っていませんか。
実はろうそくには、他にも色があるのです。仏壇のろうそくの色や消すタイミング、消し方などを説明しています。
仏壇のろうそくの色は?
お盆のろうそくには一般的に、白ろうそくが使われます。
仏教のどの宗派でも、ほとんどが白ろうそくです。
他には赤い色の朱ろうそくがあります。
おめでたいことがあった時の報告や、厄除け開運目的で使われるのが一般的です。
金と銀のろうそくもありますが、これは浄土真宗で使われます。
金のろうそくはおめでたいこと、銀のろうそく葬儀などの法要に使われるそうです。
仏壇のろうそくの火を消すタイミング
お盆には盆提灯を飾って、ご先祖や故人の霊をお迎えします。
お盆の期間中は私たちと一緒に過ごすと考えられていて、ろうそくの火をずっと灯しています。
しかし、外出した時や夜もずっと灯し続けると、火事の危険性もあります。
基本的には夜、寝る前に消しましょう。
仏壇のろうそくの火のつけ方、消し方
仏壇のろうそくは、口で吹き消してはいけません。
手やうちわであおぐか、ろうそく消しで消しましょう。
お墓参りに行ったとき、お線香に火をつけた後のろうそくの火も、同じように消しましょう。
お盆や初盆にお供えする花については、こちらのサイトで詳しく紹介しています。
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まとめ
お盆提灯や仏壇のろうそくの火を消すタイミングは、夜寝る前でよいです。
夜も灯したい場合は、電球式の盆提灯を利用するのも良いですね。
仏壇のろうそくの火は、口で吹き消すのではなく、手やうちわであおいで消します。
ろうそく消しを用意しておくと、簡単に消えます。吹き消すというこの行為は、神様に対して大変、無礼な行為です。